奨学金とは、今や大学生の2人に1人が利用していると言われる制度で能力のある学生に対して金銭の給付や貸与を行う制度です。経済的な理由や家庭の事情は様々ありますが、そのような理由で進学が困難な方が高校や専門学校、大学、大学院などの進学に奨学金を使って進学します。
奨学金制度は、国や地方自治体、民間団体の他学校単位でも独自の奨学金制度を設けている所もあります。

奨学金の給付の方法は2種類

奨学金制度は大きく分けて2種類に分類できます。1つ目は、貸与と呼ばれる給付の方法で学費を借りる奨学金制度です。
もう一つは、給付と言われる返済の必要が無い奨学金制度です。細かく分類すると貸与型の方の奨学金制度も、貸付に利息が付くものと無利息のものの2種類があります。

奨学金と教育ローンの違い

奨学金の支給が始まるのが大体入学後なので入学金などの支払いには間に合いません。そのため、合格発表後、入学前に必要なお金を教育ローンで賄います。
様々な教育ローンは、色々な金融機関が取り扱っていますが一番利用者が多いのが日本政策金融公庫の国の教育ローンになります。そして、一番の奨学金との違いは借主(返済者)が教育ローンは保護者で奨学金は学生本人だという事です。
利息も教育ローンは借りた翌日から発生するのに対して奨学金は在学中は発生しません。
民間の教育ローンは、銀行系と信販会社系が扱うものがありますが信販系の方が利息が高く、借りる時の審査が甘いというのが一般的です。

奨学金の利息に付いて

奨学金には、大きく分けて

  • 第一種奨学金(無利息)
  • 第二種奨学金(利息有)
  • 第一種と第二種の奨学金の併用

があるのですが、この3種類を単独で申請するか組み合わせて申請するかで組み合わせが7種類もあります。どのコースを選ぶのかじっくりと考えて申請する必要があります。
第一種の選考基準では、単願で申し込むのと併願で申し込むものにどちらが有利になるという事はありませんので第一種は選抜制なのでもし単願で落ちた時には進学をあきらめるという選択肢になってしまいます。そのため、第一種の月額で必要費用を賄う事が出来る人でも併願として第2種も申し込む方が良いでしょう。同じ年度内に重複申し込みまたは追加で申し込みは出来ません。
利息付きの第2種奨学金を選択すると返済利息の算定方式を選択しないといけません。住宅ローンと似ている利息の方式で利率固定方式と利率見直し方式になります。固定の方は、返済開始時に確定された利率が終了まで適用され、見直しの方は、市場金利をもとにおおよそ5年ごとに利率が見直されます。いずれの方式を選んでも利率が3パーセントを超える事はありません。

奨学金の繰り上げ返済について

奨学金には様々な種類があることは記載しましたが、日本学生支援機構の奨学金の繰り上げ返済についてです。奨学金には、無利息の第一種奨学金と有利息の第二種奨学金がありますが、第一種奨学金は残額を一括で返済するとお金が一部戻る報奨金制度があります。(2005年度以前の対象者のみ)第一種奨学金は無利息なのでそんなに急いで返済しなくても困りません。
第2種奨学金は、残念ですが報奨金はありません、ただし有利子なので早く返済すれば利息の分が返済しなくてよくなります。

給付型奨学金について

返済の必要のない奨学金があります。通っている高校、大学、住んでいる都道府県や市町村から給付される場合とそれ以外で給付型奨学金を支給してくれる団体があります。
学生生活には、学業に身を入れるとすると中々バイトなども長時間は難しく学費だけなら何とかなっても生活費や家賃を考えると厳しい事も在ります。そんな時に、複数の給付型奨学金を受け取ることが出来れば安心して学業に専念できるかもしれません。

公益財団法人 日本国際教育支援協会

日本国際教育支援協会

指定の学校の学生に教育支援を行っています。企業からの支援によって実施されている冠奨学金などもあります。(月6~8万円)

公益財団法人 青井奨学会

青井奨学会

指定の公立高校から指定の大学、大学院に進学した大学生と大学院生に経済的支援として給付型奨学金を支給しています。(月5万円)

一般財団法人 ジェイティ奨学財団

ジェイティ奨学財団

指定の国公立大学進学を目指す高校生を採用して給付金を支給しています。高校推薦枠、大学推薦枠の両方があります。

公益財団法人 コカ・コーラ教育環境財団

コカコーラ教育環境財団

大学に進学予定の高校生を採用して、大学在学期間中奨学金を支給してくれます。(月1万5千円)

一般財団法人 トヨタ女性技術者育成基金

トヨタ女性技術者育成基金

大学の理系学部の女子1年生に対して在学期間中必要な資金を指定の金融機関から借り入れして利息を払ってくれます。一定の条件を満たした場合は、全額免除か一部免除の返済免除制度があります。

公益財団法人 三菱UFJ進学奨学財団

三菱UFJ奨学財団

財団の指定する大学の学部、研究科に在籍している学生に対して奨学金給付を行っています。(月3万5千円から10万円)


大体の給付型の奨学金は、支給要件を成績優秀で経済的に苦しいとしていることが多いのです。奨学金を受けるには勉強が出来た方が断然有利という事です。