TVドラマや映画などのイメージで、借金の支払いを何度も拒んでいると、そのうち怖いお兄さんたちが自宅や職場まで取り立てにやってくるのではないかと考えている人がいるかも知れませんが、現在ではそのようなことは一切ありません。
今ではこの取り立てに関しては、貸金業法にきちんとした決まりがあります。催促についても細かい規定があるので、延滞中であっても毎日のように電話を掛けられることはありません。
もちろんきちんと返済を行うに越したことはありませんが、もし返済日に返済が行えなかった場合、どのような催促が取り立てが行われるのかを見ていきます。
翌日に電話が掛かってきます
返済日に支払いを行わなかった場合、その連絡が翌日にあります。これは、携帯電話まで掛かってくることがほとんどです。
何度も通じなかった場合は自宅に掛かってくることがありますが、職場に連絡をされるようなことはありません。そのような行為は、他の人にその人に借金があることを知らせてしまうことに繋がってしまう恐れがあるので禁止されています。金融業者が他の人にキャッシングの契約などについて話すようなことは、原則的にありません。
この翌日に掛かってきた電話で支払える日を約束すると、その日まで一切連絡はなくなります。これも禁止されているからです。
ここで約束をした日に支払うことができれば、次の返済日から今まで通りに返済を行っていくことになり、後述する信用情報以外は特に問題にはなりません。
ですが、この延滞をしてしまった期間に対して、その日数分の金利と遅延損害金が発生してしまいます。共に日割りで計算されて、約束をした日に一緒にその分を支払う必要があります。
この遅延損害金は金利より高く、多くの消費者金融では年利20%です。どうしても返済日に支払いが行えなかった時は、1日でも早く返済を行わないと、どんどん支払う額が増えてしまいます。

更に支払いが行えないと…

最初の返済日に支払うことができず、その連絡に対して約束をした日にもまた支払いを行えなかった場合、再びその連絡があります。
多くの場合、ここまでは本人の携帯電話への連絡です。ですが、それが何度も通じない場合、封書による催促をしてくることもあります。
この封書には、基本的に表には金融業者の名前などは記載されていません。その為、同居している家族などが見てしまっても、一目でそれと分かるようなことはありません。
電話での連絡の場合は、そこでまた次の支払日の約束をします。封書の場合は期日が指定されている場合、その日までに支払うを行う必要があります。連絡をするように書かれていた時は、速やかに連絡を行わなければなりません。
ここで更に約束をした日にまた支払えないようなことがあると、さすがにこの次は電話だけでは済みません。電話は掛けても無駄だと判断され、ここから先は主に封書による催促になります。

催促状から督促状に…

封書による支払いの要求は、最初のうちは催促状という形で送られてきますが、それが届いても一切連絡をしなかったり、支払いを行わないことが続くと、そのうち督促状に変わります。
この督促状まで無視をすると、ここから先は仮処分や差し押さえといった行政処分をとられることになってしまいます。
これらの行政処分をとられてしまった場合、強制執行の対象となります。この強制執行とは、自宅まで差し押さえなどに来るということではなく、預金口座から差し押さえが行われる場合や、給与から天引きで毎月強制的に返済を行わせるというような内容の処分が下ることになるということです。
ここまでに、借り入れを行った金融業者が金融サービサーと呼ばれる債権回収会社に債権自体を譲渡している場合があります。その場合、そのような会社から行政処分がとられます。
債権回収会社は、法務省から債権管理回収業務を行うことを認められています。
もちろん法律に則って回収を行いますが、金融業者とは違い、直接連絡をしてくるようなことはなく、督促状の送付や、行政処分をとるという行為がメインになります。
返済を長期間延滞していて、突然見知らぬ会社から督促状などが送られてきた場合、この債権回収会社に債権が譲渡されたということです。
この状態になってしまうと、行政処分をとられてしまう前に何とか返済を行わないと、大変なことになります。また、ここまで遅延をしてしまうと、その期間に発生した金利や遅延損害金も加わり、返済額も当初よりかなり膨れ上がってしまっています。
このような状態にならないように、キャッシングは返済日はきちんと守って利用しましょう。もし返済日に支払いが行えなかった場合でも、1日でも早く返済を行ってください。

自宅や職場に来るようなことはありませんが…

現在では返済を行わないと、上記のような流れで催促や督促、そして強制執行という順に行われていきます。TVドラマや映画のように、自宅や職場まで押し掛けてきて、物品を差し押さえされるようなことはありません。
ですが、1日でも返済が遅れると、その記録が信用情報機関に残ってしまいます。延滞が長いほど、この記録は今後のキャッシングやクレジットカード、またはその他のローン契約に悪影響を及ぼしてしまいます。これが原因で、他のキャッシングやクレジットカードに利用制限が設けられてしまったり、借り入れがあった場合、それをすぐに返済するように求められるようなこともあります。
督促状が送られてくるまでになると、間違いなく信用情報上でブラック扱いにされてしまいます。このブラック扱いになると、一切の借り入れが行えなくなり、現在の借り入れは一括返済を求められることになります。また、ブラック扱いでは、アパートなどの契約も行えなくなることが多いです。こうなってしまっては大変です。
キャッシングやクレジットカード、その他のローン契約などの利用状況は、全て信用情報として記録されています。返済が多少遅れてしまっても、連絡が一度ある程度だと軽く考えていると、どんどんこの信用情報が悪化してしまい、肝心の時にローンなどの契約ができないといったことが起きてしまう可能性があるのです。
キャッシングなどの借り入れを行った場合、返済日は必ず守るようにしましょう。