カードローンを利用する人にとってどうしても気になるものとして、金利や手数料をあげられます。金利はその名の通り、借りたお金を返済するまでに発生し続ける利息です。手数料は返済していくために必要となる振込手数料などを言います。どちらも借りたお金ゆえに発生する無駄なコストと言えます。カードローンを使うこと自体は上手にお金を使って生活を成り立たせたり、豊かにするためには悪いことではないと思います。事実そう思ってカードローンを利用したいと思う人は多いでしょうが、金利や手数料を考えるとなかなか一歩踏み出せないという人もいるでしょう。特に初めてカードローンを含むお金の借り入れをするという人は金利や手数料に抵抗感を覚えて利用に踏み切れないという人もいるでしょう。

カードローンの金利とは

金利は借りた期間と借りた金額、そしてカードローンを契約するときに提示される利率によって決まってきます。利率が低ければ低いほどいいのですがなかなかこれを借りている期間中にさげることはできません。利率はその人への信用度によって大きく上下します。その人がこれまで他の金融機関であったり、その金融機関でお金を借りている実績があるならば利率は低くなります。つまりそれはその人が金融機関からお金を借りても返済をできていたという実績があるということで、それによって信用が生まれて利率は下がります。例えば住宅ローンを契約しているとカードローンの金利優遇措置がある金融機関が多いですがそれが該当します。

初めて借りる時の現実は…

しかし初回借り入れということならば話は別です。初めてお金を借りようという人へは、いくら貯金があったりいい企業に勤めていて返済に滞りがなさそうでも利息は最大値を設定されてしまいます。余程のことがない限りはそうなるのが普通です。ですので初めてカードローンを利用するという方は最大金利の低い金融機関を探して利用するのがいいでしょう。一般的には消費者金融ならば18%程度の利率が最大ですが、大手銀行ならば14.5%程度で設定されていることが多いです。さらに探せば最大金利が10%程度のところも見つかります。自分が普段利用している地方銀行などがあれば、普通口座があるならばその分金利を差し引いてくれるところもありますので、そういうところが狙い目です。

消費者金融系のカードローンなら新規は優遇される

アコムプロミスなどの大手消費者金融では新規借入の方に限り30日間金利0円等のサービスを行っています。「消費者金融」というと聞こえは良くないように感じますが、現在は大手銀行が親会社となって運営しているので昔のような取り立てはまずあり得ません。

利率の差はバカにならない

利率

利率は特に高額を長期にわたって借りるのであれば1%でも返済総額に与えるインパクトは大きくなります。わずか1%とは言えどもお得にカードローンを使えるのであれば間違いなく効果を実感できるはずです。少し面倒にはなりますが、消費者金融を中心に誰にでも申し込めて知名度があるところだけでなく、少し視点を変えた金融機関を探して見るようにしてください、それが金利を抑えるための第一の秘訣と言えるでしょう。

手数料を抑える

手数料は返済するたびにかかるものなのであまり一回一回のインパクトは少なくありません。しかし塵も積もれば山となるではないですが、返済し切るまでの手数料の総額を考えると意外とバカにできない規模となるのです。手数料が一番大きくかかる返済方法として振込があげられます。直接カードローンを利用する金融機関へ支払う手数料ではありませんが、あなたの持つ口座と指定された返済振り込み用の口座が違う金融機関同士だと、一回で700円程度の振込手数料が課せられます。一年間、毎月返済していると年間で一万円近くも手数料だけで支払うことになります。これよりはお得な返済方法として口座引落もあります。カードローンを借りる金融機関とあなたの持つ口座とが同じ金融機関であることが前提とはなってしまいますが、比較的一回にかかる手数料は低く抑えられており、200円程度が相場でしょうか。これでも長期にわたって返済し続けるとそれなりにまとまった金額が手数料として取られてしまいます。

一番お得な返済方法は

そのカードローン専用のATMに直接払い込む方法でしょう。契約コーナーや提携する銀行内にあるATMからならば返済時に手数料無しで済ませてくれる場合があります。提携する銀行からならば、周囲にあなたの知り合いがいても、カードローンを利用していることはバレにくいですし、身近にあって楽かもしれません。対してカードローン専用の金融機関、消費者金融などの店舗に入っていくことはリスクかもしれません。また金融機関ATMを使える営業時間に時間が取れないという方もいるかもしれません。そんな方にもおすすめできるのがコンビニでの支払いです。24時間営業で土日でも返済可能ですし、手数料無料というものもあります。コンビニの情報端末から必要項目を入力して、端末から印刷される用紙をレジへ持っていって支払いをするだけという手軽さで、それだけで手数料がゼロになるなら楽なものではありませんか?もちろんリマインドなどがあるわけでも自動引き落としでもないので、返済忘れで延滞利息が発生するリスクはありますが、便利な利用法として頭においておきましょう。

ちょっと詳しいカードローン用語集

カードローンの世界には、利用したことがないと分からない用語が多く存在します。
また、そのような用語を聞いてピンときた人は、カードローンを利用したことがある人だとも言えます。
ここではそのような用語のうち、比較的よく耳にするものをいくつか挙げてみます。

約定日・約定額

カードローンを利用し始めて、まず最初に耳にするのがこの言葉でしょう。
契約書にもこの言葉が何度が登場すると思いますが、カードローンだけでなく、金融商品を扱う際にもよく登場する言葉です。
この”約定”は「やくてい」ではなく「やくじょう」と発音します。この読み方を知らない人はこれまでカードローンや金融商品とは無縁の生活を送ってきた人かも知れません。

カードローンにおける意味

カードローンではこの”約定日”は返済日を意味します。返済日の正式な言い方です。そして”約定額”は約定日に返済するべき最低返済額のことです。
ご存知のように、カードローンの返済は約定日に約定額以上の返済を繰り返し行っていきます。約定額を越えた返済を行うと、それを超えた分は元金から減額されるので、その分将来的な約定額が下がったり、早く返済が終わることになります。
逆に、約定額未満の返済しか行わなかった場合は遅延という扱いになってしまうので注意が必要です。この場合は残りの金額(+遅延した期間に対する金利と遅延による損害金)を支払わないと、その回の返済が終わったということにはならないので注意が必要です。

金融商品を扱う上での意味

同じ”約定日”という言葉でも、金融商品を扱う場合は全然意味が変わってきます。
株を例に挙げますが、この場合の約定日とは株の売買が成立した日を表します。更にその後に購入した株が実際に自分の物になったり、売却した株が現金化される日を”受渡日”と言います。
株の売買を行ったことがある人ならご存知だと思いますが、約定日にすぐその株が自分の物になったり、現金化はされません。利用する証券会社などによって異なりますが、約定日からおおよそ3~4日後が受渡日になることがほとんどです。

金利・利息

このどちらで表記されていても意味は同じで、お金を借りた際に支払うレンタル料金と表現していいでしょう。
これは1日単位で計算されて発生するもので、主に貸す側からは”金利”、借りる側からは”利息”と表現することが多いですが、この表現にはこれといった決まりがある訳ではありません。
カードローンの世界では”無利息期間”や”実質年利”などと普通にどちらも使われており、具体的な数字を出す場合は”金利”の方を採用することが多いようです。

実質年利とは?

カードローンの金利はこの表記で表示することが貸金業法によって義務付けられています。これは手数料などの諸経費も含めて1年間に元金に対して発生するそれ以外の支払い分のことで、パーセンテージで表記されます。
ATMの利用手数料は別として、カードローンでは余計な手数料は掛からないことがほとんどなので、通常は単に”金利”と表現されています。
これが18%の場合に10万円を借りているとすると、30日間で約1,480円の支払いが発生することになります。

遅延損害金

上記の金利とは別に、約定日に約定額以上の返済が行えなかった場合に発生する、いわば罰金のようなものです。金利がレンタル料金だとすると、延滞料金といったところです。
カードローンの世界では年利にして最高で20%までと定められてる為、その20%と定められていることがほとんどです。
これは金利と同様に1日単位で計算されて発生するもので、年利18%で借り入れを行っている場合に1日返済を遅延してしまうと、年利18%の1日分の金利と、年利20%の1日分の遅延損害金が余計に請求されることになります。

随時返済・任意返済

これらは意味は同じで、約定日に行う返済とは別に、好きな時に好きな金額の返済を行うことを表します。
これを行った場合、返済した金額は全て元金から減額されますが、約定日の返済は別に行う必要があります。
例えば約定日が30日で約定額が5,000円の場合に、25日に随時(任意)返済で5,000円を返済したとしても、30日にはまた5,000円以上を返済しなくてはならないということです。
余裕がある場合にこれを行うと、少しでも将来的な約定額を減らすことができたり、返済が早く終わることになります。カードローンの金利は1日単位で発生するので、1日でも早くこの返済を行うに越したことはありません。

限度額・極度額

カードローンではこの限度額の範囲で借り入れを行ったり、返済を行っていきます。
これは申し込み時に主に希望を参考に審査によって設定されるもので、必ずしも自分の希望通りになるとは限りません。
極度額とはもう1つの限度額とも言えるもので、限度額より上に設定されます。現在は無理でも将来的にその金額までならこの人に貸せるという、文字通り極度を表す金額で、例えば限度額が30万円、極度額が50万円というような形になります。
この極度額はカードローンを提供する側次第でそのまま限度額にすることができるので、この違いを利用して、契約書を書き換えなくても実質的な限度額を増額することができます。
カードローンの初回の利用時には限度額は30万円までのことが多くなっていますが、極度額としてはもっと上の金額が設定されていることも多く、利用状況次第では極度額まで限度額を増額できるようにと考えているようなケースも多く見られます。

総量規制

カードローンの世界ではお馴染みの言葉だと思います。
これは貸金業法が適用される個人向けの融資に対して適用される規定で、年収の1/3が融資を受けられる限度だと定めています。
これが適用されるのは、消費者金融からの借り入れやクレジットカードを利用したカードローンなどで、元々貸金業法とは関係のない銀行からの借り入れには適用されません。
また、貸金業法が適用される場合でも、カードローンのような自由に使える借り入れではなく、お金の使い道が決まっているローン契約にはこの総量規制は適用されない場合があります。例えば車のローン契約などがそれに該当します。

合計した金額が対象です

この年収の1/3とは1社からの借り入れの限度でなく、貸金業法が適用される借り入れを合計した金額です。よって、年収が300万円の場合は合計して100万円がその限度ということです。

どれも知っておいて損はありません

これらの用語はカードローンを利用する場合は知っておいて損はないものばかりです。
”約定”を「やくじょう」と普通に発音するようになれば、カードローン初心者の域は脱したと言ってもいいでしょう。(それがいいのか悪いのかは別ですが)
また、随時(任意)返済は知らずに行ってしまうと、約定日にまた返済を行わなくてはいけなくなってしまうので注意してください。これを知らずに返済の遅延を行ってしまうようなケースも多々見られる為、これだけは必ず覚えておきましょう。